インボイス枠・賃上げ枠などを新設!中小企業向け補助金

制度変更への対応や生産性向上のために、設備投資、1T導入、販路開拓、新製品開発などに取り組む中小企業向けの補助金に特別枠が新設されました。
※活用を検討する補助金の口欄に′を付けておきましょう。

消費税・インボイス制度への対応を進める事業者の方へ

IT導入補助金「デジタル化基盤導入枠」

インボイス制度を見据えてデジタル化を進める場合に、会計.受発注EC等のソフト費用等が補助されます(最大350万円・補助率2/3または3/4)。会計ソフト等を導入した場合に限り、パソコン・タブレット・レジの購入費用も補助されます(最大20万円・補助率1/2)。

持続化補助金「インボイス枠」

免税事業者からインボイス発行事業者に登録した事業者(※)を対象に、販路開拓等のためのチラシ作成、広告掲載、店舗改装などの費用が補助されます(最大100万円補助率2/3)。
※2021年9月30日から2023年9月30日の属する課税期間で-度でも免税事業者であった、または免税事業者であることが見込まれる事業者のうち、インボイス発行事業者に登録した事業者

賃上げに取り組む事業者の方へ

ものづくり補助金「回復型賃上げ・雇用拡大枠」

新商品・新サービス開発や新たな生産方式を導入する際の費用の補助について、一定の賃上げ等に取り組む場合に、最大1 ,250万円(補助率2/3)が補助されます。

持続化補助金「賃金引上げ枠」

一定の賃金水準を満たした事業者が行う販路開拓等の費用について、最大200万円(補助率2/3,赤字企業は3/4)が補助されます。

脱炭素に取り組む事業者の方へ

ものづくり補助金「グリーン枠」

温室効果ガス排出削減に資する革新的な製品・サービスの開発、炭素生産性向上のための生産プロセス等を改善した場合に、最大2,000万円(補助率2/3)が補助されます。

※これらの補助金は、通年での公募ですが、複数回の締切が設定されていますので、申請受付の期間に注意してください。詳細は、二次元コード(令和4年5月11日時点)で確認してください。


【今月のことば】従者文化から脱皮し、自走せよ 後藤清一(三洋電機副社長)

後藤氏は、松下幸之助氏(パナソニック創業者)から薫陶を受け、三洋電機の礎を築いた。日本の文化は「従者文化」とも言わ れ、日本人は、いつも仕える主を必要とし、ひとたび世の中が混乱すると、右往左往してしまう。そんなときこそ、「自分がやろう」とい う意思(自走力)を持たなければならないと、後藤氏は言う。
ことばの出典:後藤清一著「こけたら立ちなはれ!(PHP研究所・1984年)